根性と我慢
仕事において
根性と我慢を強いられるようなとき、
以前は、
「ここで頑張らねば、人間失格である。
ここで耐えなくては、一生社会不適応者である!」
という意識が強くて、無理して、頑張ったものでした。
もし頑張れないときは、
自分をだめ人間だ、という烙印を自分で押して、
社会からの落伍者のように感じていました。
今もその感覚は、完全に払拭しされたわけではないけれど、
たぶん、一度日本を出たこと(特にイタリアで暮らしたこと)や、
年をとったことや、
結婚した相手が、ほとんどそういう常識?にはまっていない人だったおかげで、
自分の健康(心も体も)第一に考えて、
尻をまくって、逃げ出してもいいんだ、というふうに
考えられることができるようになりました。
日本の仕事社会に適応するのは、
ある種の世界では、本当に大変に感じることがあります。
不器用なのでしょうか。
たぶんそうなのでしょう。
自分がうまく息をすえる場所で
生きられたらいいなと思います。
そして、それには
己を知ることが大事なんだろうな。