羊のまいにちしあわせになる方法100

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ふたりの贖罪

少し前から見たかったNHKスペシャル

ふたりの贖罪」をオンデマンドで買って見ました。

 

真珠湾攻撃で総指揮者として攻撃を指揮した

淵田美津雄、

 

真珠湾攻撃の復讐に燃え、

日本本土への攻撃を志願、

名古屋を無差別攻撃した

ジェイコブ・ディシェイザー。

 

ディシェイザーは、収容所で

親切な日本人が探して渡してくれた聖書をきっかけに、

 

淵田は、戦中は英雄だったのが、

戦後、犯罪者扱いを受け、

荒れた生活を送る中、

ディシェイザーの伝道をきっかけに、

 

戦後、2人ともキリスト教の伝道師となり、

淵田は、アメリカ全土を周り、

 

ディシェイザーは、宣教師として、

家族と共に日本へ。

 

贖罪と平和を希求する人生を送ります。

 

 

想像を絶する憎悪を

どう乗り越えたのか。

 

どう人々に伝えたのか。

 

戦後、双方の国民の

ものすごい憎悪の中に飛び込んで、

 

彼らは、まず、自分の罪と自分の中にある憎悪を

命をかけて、

人前にすべてさらけ出さなければならなかったのです。

 

それは、平和を希求する目的があっただろうけれど、

何よりまず、自分たちの人生を食い尽くしてしまうほどの

憎悪を抱えては、生きてはいけなかったからではないでしょうか。

 

命をかけて、

裸で、深い罪と深い憎悪を

まず自分たちがさらけださなかったら、

人生は、一歩も前に進めなかった。

まず、自分たちを憎悪から解放しなくてはならなかった。

 

そして、

命をかけて、さらけ出したから、

そこにいた

同じように憎悪の塊であった聴衆の

心を溶かすきっかけになったのでしょう。

 

「”無知”は”無理解”を生み、

”無理解”は”憎悪”を生む。

そして、”憎悪”こそは、人類相克の悲劇をうむ」

 

夫と話していると、

私も政治、歴史、無知、無理解なことだらけなので、

もっと勉強したいです!

 

 人はぎりぎりの状態で読んだ

聖書によって、

こんなにも変わるのだ、と思いました。

 

その人の人生で

まさにそのときに与えられる言葉だったのだと思いました。