羊のまいにちしあわせになる方法100

羊、こと羊子がまいにちしあわせになる小さな方法をためし中.100個お試し中。

鳥取・浦富海岸 エリザベスサンダースホームの夏の家、鴎鳴荘(おうめいそう)

熊井浜の鴎鳴荘へ

 

澤田美喜さんの別荘が、浦富海岸熊井浜にあり、そこは澤田さんが設立したエリザベスサンダースホームの子供たちが毎年夏に訪れて海水浴をしていたそうです。

今回浦富海岸に来たのは、本を読んでそこを訪れてみたい、と思ったからでした。

 

早朝の釣りを終えて、車を10分程走らせ、トンネル手前の道路脇の駐車場に車を停めます。この坂が入り口。ここから草の生えた山道を10分くらい歩きます。少しすると、下の方に時々海がちらっちらっと見えて、心が踊り、無意識にどんどん早足になってしまいます。歩くのは、ちょっと大変だけど、子供たちもきっと同じようにわくわく気持ちだったのかなと思いました。

 

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ぱっと開けると静かな白い砂浜と海が。

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まわりが囲まれているので、この小さな浜は、プライベートビーチのよう。

 

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そして山を背に、当時のまま鴎鳴荘がひっそりとありました。

 

 

 

 

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目を閉じると、たくさんの子供たちが庭をかけて遊んだり、家の中で、勉強をしたり、お昼寝をしたり‥‥ そんな光景が目に浮かぶ、静かな静かな熊井浜でした。

 

しばらく浜で波の音を聴いていました。時間が止まった浜。ただただ静かでした。

 

また山道を登り戻ります。

そんな時も、リュックを背負って存分に日焼けした子供たちが寮母さんに連れられて

また神奈川の大磯に戻っていく様子が目に浮かびました。

 

 

当時を知る人のお話

 

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海岸沿いにとてもおしゃれな建築のカフェがあり、朝ごはんを食べたとき、

経営者の年配の女性とお話しました。本を読んで澤田さんの鴎鳴荘にきたんです、というと、興味深い話をしてくれました。

 

ずっと前に、ハーフの男性が奥さんとここに来て、自分は、澤田さんのところで育ち、毎年夏ここに来ていたので、懐かしく訪れた、と話してくれたそうです。何年も毎年来てくれたそう。きっと夏のまぶしいような楽しい思い出があったので、大人になってまた訪れたくなったのでしょう。育ててくれる人がいたからその方の人生は前に進んでいったのですね。 人一人の人生を変えることを、困難な時代にたくさんの人を巻き込んでやるというのは、強い決意がないとできないことだったかとつくづく思いました。

 

その場に行くと、実際に澤田さんや当時の人のことを知る方のお話も聞けて、本の世界から本当に存在した現実の世界へとつながり、来てよかったなと思ったのでした。

 

つづく

 

#まいにちしあわせになる方法・38   本を読んでそこに行ってそこの人と話してみる!