せごどん 日新公いろは歌
歴史が好きなので、せごどん は日曜日の夜、
夫と楽しみにみています。
子供たちに、勉学を教えるシーンだったのですが、
その中で、日新公いろは歌の中から、
とてもいい首を詠んでいて、2人とも思わず涙しました。
楼(ろ)の上もはにふの小屋も住む人の 心にこそは 高きいやしき
立派な御殿に死んでいようと、
粗末な小屋に住んでいようとも、それで人間の価値は判断できない。
心の在り方によってこそ、
真価が決まる。
日新公いろは歌とは、
島津義広(1535-1619)の祖父が、5年もかけて完成させた
薩摩藩の教育システム「郷中(ごちゅう)教育」の基本精神となった
47首の歌だそうです。
ああいうシーンをみると、昔の勉強の仕方って、
シンプルだけど、すごく理にかなっているなあと感心します。
子供のころって、短期記憶がすごく優れているから、
ああやって先生の言った言葉を毎日暗唱したら、
それは一生忘れないでしょう。
生きる上の知恵がしみこんで、
しかもその価値観を子供のころからみんなで共有してたら、
社会もまわりやすくなるでしょう。
大人になって判断に迷ったときも、
きっと脳のどこかにしっかり入っているので、
潜在意識下で、決断に影響しそうです。
今、私たちは「はにふの小屋」(そまつな小屋?家建設中)
を建てている最中なので、
心にこそは 高きいやしき
(心の在り方によってこそ真価が決まる)
で、そうだそうだ〜!と叫んだのでした。