羊のまいにちしあわせになる方法100

羊、こと羊子がまいにちしあわせになる小さな方法をためし中.100個お試し中。

ローラ・インガルス・ワイルダー「農場の少年(Farmer Boy )」完読

 

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今日は月に1度の、

ローラ・インガルス・ワイルダー

原書を読む会でした。

 

ローラの本が大好きな人たちと一緒に読む、

楽しく平和な会です。

読みながら、みんなでわいわい、意見やら

わからないところやらを話します。

 

そして

今日ついに、「農場の少年 Farmer Boy 」を完読しました。

 

私は参加しはじめて1年ちょっとですが、

読み始めてから、3年かかったそうです。

なんとなんと。気長な。

 

1冊の本をみんなでじっくり読み終えることができたのは

感慨深いものがあります。

 

これまで、読書というのは、あくまで個人的な体験で、

1人の時間だったのですが、

この会に参加してから読書ってみんなですることもできるんだ、

みんなでしても好きな本だったら特に、もっと楽しいんだ、と知りました。

そして、理解もずっと深まります。

 

なんといってもローラの本は、いつもおいしそうなので、

その部分を読むのも楽しいです。

 

”He was listening, but he was tasting the good taste of roast pork and apple sauce in every corner of his mouth. He took a long,cold drink of milk, and then he sighed and tucked  his napkin farther in, and he reached for his pumpkin pie.

  He cut off the quivering point of golden-brown pumpkin, dark with spices and sugar. It melted on his tongue, and all his mouth and nose were spicy. "

 

「もちろん父さんたちの 話をきいてはいたが、(アルマンゾは)ローストポークとアップル・ソースの味を、たっぷり楽しんでいたのだ。冷たいミルクをぐうっと飲み、ふうっと息をつくと、ナプキンを衿もとに押し込み、パンプキン・パイに手を伸ばした。 

 金色のカボチャのスパイスと砂糖で濃く色がついた、プルプルしている三角の先っぽを、フォークで切り取った。それは舌の上でとろっととけ、口も鼻もスパイスのいい匂いでいっぱいになった。」

 

         ーローラ・インガルス・ワイルダー「農場の少年」

                          恩地三保子点・訳

 

本当においしそう!

 

来月からは、同じく、

ローラ・インガルス・ワイルダー、「この楽しき日々」

がはじまります。

 

「この楽しき日々」は、ローラの結婚直前の話を書いたものなので、

結婚前のアルマンゾとの関係、そしてだんだん縮まる距離感が書かれていて、

全体的にとても幸せな空気漂う本。

 

とっても楽しみです。

またおいしそうなものが、出てくることでしょう。

 

【今日の単語】

quiver  (kwívɚ)   小刻みに揺れる、震える

         *パンプキンパイの先っぽがプルプル震えているのを

          表現するのにこんな単語を使うんですね。