ストックホルム近郊の街・夕方の散歩
ストックホルムの滞在は、
中央駅から地下鉄とトラムを乗り継いで
30分くらいの滞在型ホテルにいました。
まわりは6階建てくらいのマンションがほとんどで、
街の中心まで、ちょっとがんばれば自転車でも行けそうな距離でしたから、
ストックホルムの人たちの通勤圏なのかなと思います。
マンションには、バルコニーがついていて、
小さい椅子とテーブルが置いてあり、
ときどき、老夫婦が新聞を読んでいたりしました。
でも歩いている人は、
圧倒的に小さい子連れのお母さんやお父さんが多かった印象があります。
平日5時ごろすでに、
若いお父さんたちが、横に並んで、ベビーカーをひいて散歩している姿が
新鮮でした。
平日のお父さんたちであることと、
ベビーカー2台ゆうゆう通れる歩行者用道路が
快適なことが、日本では見かけない光景でしたので。
ホテルのすぐそばは、運河が開けていて、
まだ日が高い6時ごろ散歩するのは、とても気持ちがいいものでした。
なんだか物語の中に迷い込んだようです。
自分が小さい存在になったような気がします。
運河の中に、すわれるオブジェがあって、
360度みわたせるので、急に深呼吸が深くなりました。
この椅子が一番気に入りました。
足を伸ばして、1人で本を読んでいる女性や、
カップルが並んで腰をかけていて、おしゃべりしていたり、
夏だったら、ビール片手に夕方の風を感じにきたら、
素敵です。
いつか夏にまた来て散歩したいな、と
思えるストックホルム郊外の日常でした。
(つづく)