リンドグレーンの世界・ストックホルム、ユニバッケン
ストックホルム最後の日は、
小さい子供をおつれする日でしたので、
ユニバッケンに行きました。
ユニバッケンは、「長くつしたのピッピ」などで知られる
スウェーデンを代表する児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンの
世界を楽しめるテーマパークです。
お子さんは、
「長くつしたのピッピ」は読んだことがないそうですが、
そこは子ども!
行ったら、すぐさま世界中の子どもたちと一緒になって
遊びまくっていました。
ケーキ屋さんやら鍛冶屋さんやら、自転車やさんやら‥‥、
わくわくするお店がいっぱいあって、
中に入って楽しめます。
もちろん私も!
でも大きすぎて入り口にぶつかってしまったり、
小さな椅子に座れない自分に気がつき、
あ、自分はもう大人だったんだ、と
やっとそのとき、気がついたのでした。
なんだかちょっぴり寂しい瞬間です。
だまし部屋。
左部分は鏡で、下でいろいろなポーズをとると、
まるで壁や天井にいるように映ります。
お連れしたお子さんの
一番のお気に入りでした。
2階はピッピの部屋です。
こんな屋根裏部屋に憧れたものです。
「お話トレイン」という電車があって、
一家族1両ずつ乗せてくれます。ゴンドラのような車両です。
「何語がいいですか?」というので、
「日本語で」というと、放送がかかって
日本語で、リンドグレーンの物語をお話してくれます。
「はるかな国の兄弟」という物語をききながら、
すばらしくよくできた物語のミニチュアの中をゴンドラで進んでいきます。
お子さんにも楽しんでもらえて
ユニバッケンを選んで本当によかった。
日本に帰国後も、メールがあり、
おばあさまが、
「長くつしたのピッピが読みたい、といっています」とのこと。
図書館で探して読んでいるそうです。
私はアマゾンで「はるかな国の兄弟」を見つけて
お送りしました。
お子さんは7歳で、そのころ読んだ物語というのは、
一生ものです。
小雨がぱらつくストックホルム最後の日でした。
(つづく)