ストックホルム・スカンセンのパン屋さん
ストックホルムの広大な屋外博物館、スカンセンの中には
昔のパンやさんも移築されています。
中では、昔の方法で、パンを焼いていました。
北スウェーデン地方のパンやさんで、
そこでは、穀物がほとんどとれず、
短い夏の間に、大麦だけがなんとか実ったそうです。
その大麦を使った伝統的なパンでした。
イースト発酵もさせておらず、
薄いのですぐ焼けて、すぐ冷めます。
長期間の保存が可能だったそうです。
パンというより、
大麦の薄いクレープかチャパティのようでした。
ピザ釜のようなところで焼いてくれます。
とても素朴な味。
塩気もほとんど感じませんでした。
スウェーデンのパンについて
もっともっと知りたくなりました。
また貧しかったであろう歴史も。
スカンセンは続きます。
(つづく)